2026/06/08 20:30

新しい季節、新しい環境、新しい日常、
しばらくの間そんな日々を過ごしていました。
やっと落ち着いたこの頃、
久しぶりに古サリー糸を手に取りました。
Rutilusを始める前から好きだった素材。
もともとは誰かが身につけていたサリーが、
細く裂かれ、新しい糸として生まれ変わったものです。
赤や緑。
青やオレンジ。
ひとつの糸の中に、
たくさんの色と時間が混ざり合っています。

切り取る場所によって表情は変わり、
同じ糸を使っていても、同じ作品にはなりません。
夏が近づくこの季節。
新しい景色に出会ったり。
少し遠くへ出かけたり。
そんな軽やかな気持ちにもよく似合う素材です。

旅してきた布から生まれた糸が、
今度は誰かの旅のお供になる。
そんなことを思いながら、
久しぶりにミニドリームキャッチャーを結びました。

また新しい季節がはじまります。
作品は一点もの。結ばれた糸と素材が紡ぐ時間を、そのまま日々の中へ。物語を感じるひとときは、ここから始まります。