LOKTAPAPER series

役目を終えたものに、もう一度かたちを与える。

そこに残る時間ごと結び直すように。

ネパールの手すき紙

ネパールの山間部でつくられる、
手すき紙「ロクタペーパー」。

厳しい自然の中で育った植物から生まれ、
古くから人々の暮らしに寄り添ってきた素材です。

その紙は一度、誰かの手に渡り、役目を持ち、
そして時間の中で手放されたもの。

役目を終えた紙を
もう一度“かたち”として結び直すことから、
このシリーズは始まりました。

素材の表情

紙の毛羽やムラ、刷りのかすれ。

整えられていない表情の中に残るのは、
時間の痕跡そのものです。

均一ではないこと。揃わないこと。

それらを削ぎ落とすのではなく、そのまま残すこと。

Rutilusでは、その一枚一枚の個性を活かしながら、
空間にそっと添えるかたちへと仕立てています。

結ぶことで、紙は再び誰かの時間の中で、
静かに物語を続けていきます。

飾るためにつくられたものではなく、

“残ってきたもの”を飾るという選択。

それは、時間を消費するだけでなく、

受け継いでいくということかもしれません。

作品は一点もの。

結ばれた素材が持つ時間を、そのまま日々の中へ。
物語を感じるひとときは、ここから始まります。